繰上げ返済は期間短縮型と返済額軽減型、どちらが得か

同じ金額を返しても、選ぶ型によって効果は2倍以上ちがいます。

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結論:利息を減らしたいなら期間短縮型

繰上げ返済には2つの型があります。

期間短縮型返済額軽減型
毎月の返済額変わらない減る
完済の時期早まる変わらない
利息を減らす効果大きい小さい
向いている人総額を減らしたい毎月の負担を軽くしたい

総額を減らすことが目的なら、期間短縮型が有利です。 毎月の家計が苦しくて負担を下げたい場合だけ、返済額軽減型を選びます。

なぜ2倍以上も差がつくのか

利息は「残高 × 金利 × 期間」で決まります。繰上げ返済はどちらの型でも残高を同じだけ減らしますが、 期間短縮型は、それに加えて「利息を払う期間」そのものを削ります。

返済額軽減型は完済の時期が変わらないので、最後まで利息を払い続けます。 減るのは残高のぶんだけです。この差が、そのまま効果の差になります。

実際に計算してみる

次の条件で、どちらの型も計算します。

期間短縮型返済額軽減型
減らせる利息264,547円125,210円
毎月の返済額94,218円のまま94,218円 → 90,311円
完済1年1ヶ月 早まる変わらない

同じ100万円を使っても、減らせる利息は2倍以上ちがいます。 一方で返済額軽減型は、毎月の支払いが3,907円軽くなります。 総額を取るか、毎月の余裕を取るかの選択だと考えてください。

早く実行するほど効果が大きい

繰上げ返済は、いつ実行するかで効果が大きく変わります。 同じ100万円・同じ期間短縮型で、実行する時期だけを変えて計算すると次のようになります。

実行する時期減らせる利息
1年目(12回目)264,547円
5年目(60回目)215,254円
10年目(120回目)156,307円
20年目(240回目)46,824円

1年目と20年目では5倍以上の差です。返済が進むほど残高は減っていて、 繰上げ返済で消せる「将来の利息」も少なくなっているからです。

ただし、これは「急いで実行すべき」という意味ではありません。 手元の資金を使い切ってしまうほうが危険です。病気や失業に備えた生活費と、 教育費など使う予定が決まっているお金は、必ず残してください。 繰上げ返済したお金は、原則として引き出せません。

自分の条件で計算する

このサイトの繰上げ返済シミュレーターで、両方の型を切り替えて比べられます。 繰上げ返済は1回だけでなく、何度に分けても計算できます。

  1. いまのローン残高・残りの期間・金利を入力します
  2. 期間短縮型か返済額軽減型を選びます
  3. 「繰上げ返済を追加する」で、何回目のあとに、いくら返すかを入れます
  4. 手数料がかかる場合は入力すると、差し引いた正味の効果が出ます

繰上げ返済シミュレーターで計算する →

実行する前に確認すること

まとめ